フローリングに自分でコーティングする場合の手順や注意点等で、大まかな下準備や注意点を書いてみましたが、シートフローリングに関しては、また違う注意点があります。
シートフローリングとは近年流行っているフローリングで、オレフィンシートや、透明エンボスシートにEB加工されたもの。床に模様付きのシートを貼ったフローリングですね。
シートを貼ったといっても、最近のシートフローリングは、パット見では木材とわからないほど良くできていますし、そのお手頃価格も手伝って大人気です。
そんな大人気なシートフローリングですが、特別な処理をしているため、無垢板や突板のように、木材のフローリングにコーティングするのとは少し違った注意点があります。
ガラスコーティングとウレタンコーティングには、プライマーというものが必要になりますし、ワックスにもシートフローリングならではの注意点があります。
ここではコーティング毎の注意点を書いていきたいと思います。
プライマー
シートフローリングに、ガラスコーティングやウレタンコーティングをしようと思ったら、プライマーが必要になります。
プライマーとは何か?
女性の方ならまず、化粧品を思い浮かべると思います。化粧の下地に塗るパウダーや、ネイルの下地に塗るアレですね。
コーティングにおけるプライマーも同じく、下地に塗るものなのです。
なぜ下地に塗る必要があるのかというと
このように、接着剤の大手メーカー「セメダイン」からも販売されていることからも想像がつくように、床とコーティングを密着させてくれる、接着剤のようなものが必要だからなのです。
シートフローリングにそのままガラスコーティングやウレタンコーティングをしても、しっかり密着しません。
それぞれ専用のプライマーを、塗工する床全面に始めに塗る必要があります。プライマーを塗って、その上にコーティングしていく必要があるということですね。
ワックス
シートフローリングの売りのひとつに、ワックスフリーというものがあります。ワックスフリーだけにワックス要らずということですね。
しかし、近年のシートフローリングの人気もあって、シートフローリング用の水性ワックスも数多く販売されています。
↑こんな物ですね。
最近では、ホームセンターやAmazon、楽天等で、普通に購入できます。
シートフローリング用に作られたワックスなので、プライマーなどを使わなくてもしっかり密着するよう、強固に作られています。
ですが、ワックスで床を管理するということは、剥離が欠かせないということです。
剥離が必要なのに、強固に作られている為、剥離の時に容易にはワックスが剥がれてくれなく大変、という事が出てきてしまうのです。
剥離が大変になってしまうと、時間もかかってしまいますね。そうなると、長時間床に水を使わなくてはならなくなります。
しかし、シートフローリングは水分に弱いという弱点があり、長時間水を床に使っていると、膨れなど床を傷めてしまう危険性があるので注意しないといけません。
ワックスは、簡単で手軽に施工出来るので非常に重宝されて綺麗なのですが、シートフローリングの場合は慎重に行った方がいいと言えます。
まとめ
それぞれのシートフローリングにコーティングする場合の注意点を書いてみました。
シートフローリングはお手軽価格で、品質は非常に良く、多く使用されていますが、コーティングする際はいくつか注意点があると言う事ですね。
以前にも書きましたが、どの種類のコーティングでもそれなりに技術は必要にもなってきます。
長年暮らすフローリングですから、失敗なくしっかり仕上げたい方は、業者に頼むのもいいかもしれませんね。
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